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12/19の症例報告

こんにちは!本質力リハビリテーション協会です。

 

今週の症例報告をします。

 

よろしくお願いします。

 

70代女性 くも膜下出血 右麻痺

BRS 上肢下肢Ⅳ

立ち上がりの際に麻痺側股関節屈曲外旋位、麻痺側膝関節屈曲位を取り足底が床面から離れて足尖で接地して立ち上がりを行うことが特徴。立ち上がり後の立位では麻痺側股関節内転筋の緊張が亢進し徐々に麻痺側股関節内転位になっていく。

歩行も麻痺側下肢の振り出しが不十分で体幹左回旋での代償が見られる。

 

麻痺側大腿直筋、麻痺側内側広筋、麻痺側外側広筋、麻痺側縫工筋、麻痺側大腿筋膜張筋、麻痺側中殿筋、麻痺側前脛骨筋、麻痺側大腿二頭筋、麻痺側腓腹筋をリリースした。

 

7日目で特徴的だった麻痺側股関節屈曲外旋位、麻痺側膝関節屈曲位が出現しなくなり麻痺側足底を接地して立ち上がりが可能になった。しかし、立ち上がり後、麻痺側股関節内転位を取り、まだ麻痺側下肢の制限が取れていない。麻痺側縫工筋の緊張が上がることで立位時に麻痺側股関節屈曲外旋が生じ麻痺側側へ転倒する危険性があるため今後も麻痺側縫工筋の制限など麻痺側下肢の制限をリリースしていく。

 

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

代表安藤一樹のブログでは当協会の考え方を毎週更新しています。こちらもチェックしていただけるとありがたいです。

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