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12/23の症例報告

こんにちは!本質力リハビリテーション協会です。

 

今週の症例報告をしていきます。

よろしくお願いします。

 

 

80代女性 子宮体癌による右下肢浮腫 左変形性膝関節症 TKA施行

大腿近位部では2㎝程の左右差あり。

右下肢の痺れと重さ、左下肢の痺れ訴えあり。

立位保持が困難でトイレの着脱は手すりに寄り掛かるようにして行っていた。 立位では右後方側へバランスを崩すことが多い。

ハーティを使用して歩行、家の中では手すりを把持して歩行、時には這って移動している。歩行は右下肢はダブルニーアクションが見らない、すり足が見られる。

 

主に右下肢に機能障害が見られたため、右下肢を中心に治療を行う。

脊柱起立筋群、左中殿筋、右大腿直筋、右外側広筋、右腓腹筋をリリース。

 

1日目

右大腿直筋、脊柱起立筋群をリリース。

「さっきよりも立っていられる」と言い、リリース前よりも右後方に重心移動があっても姿勢制御が可能となる。

 

4日目

右外側広筋、右大腿直筋、右腓腹筋をリリース。

歩容全体で右膝関節屈曲動作が見られるようになった。

「すり足じゃなくなった。脚が軽い。」と言っていた。

 

5日目

「少しずつ良くなってきている。今までは立って体操なんてできなかったが今日はできた。」

 

 

7日目

6日目に左股関節周辺の痺れを訴えたため左の中殿筋をリリースした。「この前左足をやってもらったらいつも痺れを感じていたが、そういえば痺れあるなくらいまで気にならなくなった。もうずっとこのままだと思って不安だったから助かりました。」と言っていた。

 

 

機能改善は精神面までいい方向へ働くことが分かった症例です。今後はハーティから杖歩行まで介助量を軽減できるよう介入していきたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

代表安藤一樹のブログでは当協会の考え方を毎週更新しています。こちらもチェックしていただけるとありがたいです。

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