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1/14の症例報告

こんにちは!FPB協会です。


今週の症例報告を行っていきます。よろしくお願いします。


今回は12/19に紹介した症例と同じ方です。立ち上がり動作後の麻痺側股関節内転位を取る動作を解消しようと介入しました。

 治療時間は全20分その内10分をリリーブに使用しました。

 

 

70代女性 くも膜下出血 右麻痺

BRS 上肢下肢Ⅳ

立ち上がりの際に麻痺側股関節屈曲外旋位、麻痺側膝関節屈曲位を取り足底が床面から離れて足尖で接地して立ち上がりを行うことが特徴。立ち上がり後の立位では麻痺側股関節内転筋の緊張が亢進し徐々に麻痺側股関節内転位になっていく。

歩行も麻痺側下肢の振り出しが不十分で体幹左回旋での代償が見られる。

 

 

 

座位姿勢を取る際に麻痺側中臀筋、麻痺側縫工筋、麻痺側大腿直筋に筋膜が癒着していることを確認した。

 

 

そこで上記の筋をリリーブした。

リリーブとは当団体独自のリリース法のことです。

 

リリーブ後立ち上がり後の立位で麻痺側股関節内転位を取ることなく立位が可能になった。

 

立ち上がり動作自体は安定していないため今後も緊張部位を探して立ち上がり動作安定を目指す。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

代表安藤一樹のブログでは当協会の考え方を毎週更新しています。こちらもチェックしていただけるとありがたいです。