1/27の症例報告

こんにちは！FPB協会です。

 

今週の症例報告をしていきます。よろしくお願いします。

 

 

80代男性　右片麻痺

BRS上肢Ⅲ　下肢Ⅲ

麻痺が残存し緊張が高いが杖歩行自立。独歩も可能

趣味が温泉旅行のため湯舟に入る際に階段昇降が必要になるため階段昇降練習を行っている。

階段昇降　介助量:自立　段差に躓くことが見られ転倒リスクは十分ある。

階段昇降では昇段時に麻痺側遊脚期に麻痺側股関節屈曲・外転動作が見られる。また体幹屈曲で麻痺側股関節屈曲を代償する。

 昇段時に足尖が段差に引っかかることがみられる。

1回のリリーブ（当団体独自のリリース法）時間は約10分

 

麻痺側大腿直筋、麻痺側内側広筋、麻痺側内側広筋、麻痺側縫工筋、麻痺側中殿筋、麻痺側大腿筋膜張筋、麻痺側前傾骨筋、麻痺側腓腹筋をリリーブ。

 

介入3日目には昇段降段ともに麻痺側遊脚期の円滑性が増し「前よりもやりやすくなった」と下肢の随意性向上を感じている。

介入12日目には麻痺側遊脚期の際にみられる振戦・足尖の引っかかることが軽減した。

 

介入後は以前よりも昇段時の転倒リスクは低くなった。

今後も麻痺側下肢の随意性向上、振戦の減少させ趣味の温泉旅行に安全に行けるよう改善を目指す。

 

 

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