こんにちは!FPB協会です。
今週の症例報告をしていきます。
よろしくお願いします。
今週は、1/27の症例報告と同様の患者さんです。
80代男性 右片麻痺
BRS上肢Ⅲ 下肢Ⅲ
麻痺が残存し緊張が高いが杖歩行自立。独歩も可能
趣味が温泉旅行のため湯舟に入る際に階段昇降が必要になるため階段昇降練習を行っている。
階段昇降 介助量:自立 段差に躓くことが見られ転倒リスクは十分ある。
階段昇降では昇段時に麻痺側遊脚期に麻痺側股関節屈曲・外転動作が見られる。また体幹屈曲で麻痺側股関節屈曲を代償する。
昇段時や歩行時に麻痺側下肢の振戦が見られることが特徴がある。
治療(15分)
麻痺側大殿筋、麻痺側大腿筋膜張筋、右前脛骨筋をリリーブした。
(リリーブとは、当協会独自のリリース方法です。)
結果
昇段時に麻痺側下肢の振戦がたまに見られれる程度まで収まった。
今回、介入で昇段時の振戦がたまに見られることがあるくらい振戦現象は軽減しました。麻痺残存の後遺症として考えられる症状も末梢組織である筋膜を治療することで改善することができます。
今後も振戦による躓きが考えられるので、安全な歩行や階段昇降ができるよう介入していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
代表安藤一樹のブログではより当協会の詳しい考え方を発信しています。
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