今週も症例報告を行います。
よろしくお願いします。
4/16に症例報告をした方です。
60代男性 脳梗塞右片麻痺
BRS上下肢Ⅲ 右肩関節亜脱臼
車椅子での生活が主
蜂窩織炎で入院する前は、椅子やトイレの移乗は自立。しかし、入院後は、介助が必要になっている。
自宅で1人になる時間があり、現在は、奥様が仕事の休憩時間中に帰宅して、トイレ介助を行なっている。
座位で、体幹右側屈になることが見られるようになった。
自分で戻ることは、可能。
平行棒内歩行での歩容
左手手指で平行棒を把持。
体幹前傾位
右下肢の振り出しは、以前よりも時間を要さない。
歩行後半になると、疲労によって体幹前傾が強くなり、右下肢の振り出しが困難になってくる。
右下肢支持の困難や右下肢の随意性低下の影響で、右回りでの方向転換に時間を要する。
右広背筋、右大腿直筋、右外側広筋、右前脛骨筋をリリーブを行った。
(リリーブとは当協会独自のリリース方法です)
治療後は、右下肢の随意性が向上し、振り出しや方向転換がスムーズになっています。
また、回数を重ねるごとに平行棒内歩行速度が向上しています。
本人も、右下肢の動きやすさを実感しています。
また、立ち上がりの離殿動作がスムーズになっており、筋出力の向上も見られています。
このような結果になるのは、筋膜には、神経が通っており、癒着を改善することで、求心路が元に戻り、正しい情報が脳にインプットされるからです。
今後も、右下肢の随意性を向上させつつ、体幹右側屈の症状も改善していきます。
本日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
代表安藤一樹のブログでは、より当協会の詳しい考え方を発信しています。
6/26(土)【オンラインセミナー】疲れない身体を手に入れよう
https://www.pt-ot-st.net/index.php/seminar/detail/77496/preview
7/24(土)【オンラインセミナー】国民病である腰痛を治す方法〜トップレベルの治療家になれるために覚えておくルール〜
https://www.pt-ot-st.net/index.php/seminar/detail/77714/preview