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R4.1/1の症例報告

あけましておめでとうございます。


Flexible Perfect Body協会です。


今週の症例報告を行います。


よろしくお願いします。


今回は、8/14に症例報告を行った方の続きです。


80代女性 脳梗塞 右麻痺残存 全失語
BRSⅣ 

車椅子自走可能。立位姿勢で右尖足が目立ち、立位バランス能力が低下している。左下肢への荷重が、優位となっている。
下衣の着脱は、壁に頭を付けて行っている。
立ち上がりも非麻痺側優位で行い、離殿を行う。

治療前
立ち上がり動作は、上肢を使用して立つため、前方に椅子やテーブルが必要。


治療 15分
麻痺側大腿直筋、麻痺側外側広筋、麻痺側内側広筋、麻痺側前脛骨筋をリリーブ

(リリーブとは当協会独自のリリース方法です)


治療後
立ち上がり時の麻痺側股関節内転、麻痺側足関節底屈が軽減した。


麻痺側下肢に荷重が乗るようになり、上肢優位な立ち上がり動作が改善した。
前方の椅子を持つ力が弱くなった。


力の伝達には、筋線維を包む膜、fasciaが関わっています。


fasciaが癒着すると、中枢から末端、もしくは、末端から中枢への伝達効率が低下して、筋発揮ができなくなります。



リリーブは、fasciaの癒着を取るリリース方法です。

リリーブを行った結果、筋緊張が低下して、動作改善に繋がりました。


今後も、動作改善に向けて治療を続けたいと思います。



本日も、最後まで読んでいただきありがとうございました。



代表安藤一樹のブログでは、詳しい理論をお伝えしています。  




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