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R4.2/19の症例報告

こんにちは!



Flexible Perfect Body協会です。




今週の症例報告を行います。




よろしくお願いします。




今回は、前回と同様の変形性脊椎症 陳旧性第12胸椎圧迫骨折の90代女性の方です。



前回は、こちらのURLになります。
https://honshitsuryoku-riha.jimdofree.com/2022/02/12/r4-2-12%E3%81%AE%E7%97%87%E4%BE%8B%E5%A0%B1%E5%91%8A/




起き上がりは、ベッド柵に掴まり、上体を起こす際に頭部を支える程度の軽介助が必要。


立ち上がりは、離殿動作の介助が必要。

下肢に力が入らず、介助者がほとんど離殿動作を介助している。
(R4.2/12の治療で、離殿動作時に下肢に力が入り、介助する際に多少引き上げる力を弱めても立ち上がりが可能になっっている。)



体幹90度屈曲位で歩行器歩行を行うほど、円背が強い。



腰部や下肢の重みを感じ、疲労が溜まると、歩行が困難になる。

時折、膝折れが生じる場合もある。




治療  時間は15分

左広背筋、両側大腿直筋をリリーブ



(リリーブとは当協会独自のリリース方法です。)



治療後

腰、下肢が軽くなったと言っていた。


体幹前傾動作が以前よりも行うことができ、離殿動作時には、腰部を支える程度の介助で立ち上がりが可能になった。



私は、人体は筋の張力によってアライメントが変化するテンセグリティ構造だと考えています。



なので、この方の円背は、広背筋の筋緊張によって脊柱を後弯させる力が働いていると考えています。


広背筋による緊張は、脊柱を後弯させるほどの力が働いているため、前傾姿勢を取る際のベクトルと真逆のベクトルが働いています。



しかし、広背筋の筋緊張を軽減させることで、後弯させるベクトルの力が弱まり、体幹前傾動作が以前よりも可能になったのではないかと考えています。



筋とアライメントの関係性については、代表安藤のブログにて語っているものがあります。もう少し深く知りたい方はぜひご覧下さい。


URL

https://ameblo.jp/kazukiando19861211/entry-12722608481.html




本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!





代表安藤一樹のブログでは、当協会の考え方をより詳しく発信しています。    

     




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