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R4.7/30の症例報告

こんにちは!


Flexible Perfect Body協会です。



今週の症例報告を行います。



よろしくお願いします!


今回は、R4.1/15
に報告した方です。



60代男性  脳梗塞右片麻痺 脳梗塞発症から1年以上)

 BRS上下肢Ⅲ 右肩関節亜脱臼


車椅子での生活が主。日中は、車椅子に座り、趣味のパソコンをしていため、座位での時間が多い。


椅子やトイレの移乗は自立。


皮膚状態が悪く、2回蜂窩織炎になっている。



自宅で1人の時間が多く、トイレ移乗・動作を1人で行う必要性がある。





久しぶりの介入だが、ADLには大きな変化はない。

歩行状態 短下肢装具を使用。


平行棒内歩行

左上肢で平行棒を把持する。

右腋窩を支えて歩行を行う。

麻痺側立脚中期で右膝折れが生じる。



治療 15分

麻痺側僧帽筋上部線維、麻痺側三角筋、麻痺側上腕二頭筋、麻痺側大腿直筋、麻痺側外側広筋、麻痺側前脛骨筋をリリーブした。


(リリーブとは当協会独自のリリース方法です)




治療後

「右足に体重を乗せることができるようになった」と言っていた。

右下肢の振り出しが向上した。

膝折れするが、右膝屈曲位で支持性を保ち左下肢の振り出しを行えた。



fasciaには、力の伝達を行う役割があります。



しかし、筋膜の癒着が生じると、伝達効率が低下し、筋発揮に支障をきたします。




大腿部の癒着が伝達効率を下げ、支持性を低下させていたので、そこを治療することで、上記の結果が出たかと思います。




また、筋膜には神経も通っているので、阻害されていた可能性があります。癒着の緩和を図ることで求心性の感覚入力も向上したのではないかと思います。



今後も、身体機能を向上させ、安全に過ごせる様に支援していきます。




最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



代表安藤一樹のブログでは、当協会の考え方をより詳しく発信しています。    

     



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