Flexible Perfect Body協会です。
今週の症例報告になります。
よろしくお願いします!
前回は、R4.10/8に報告した方です。
60代女性
右被殻出血
左片麻痺
車椅子生活
外出先から帰ってきた際に、屋内用の車椅子に移乗する時の動作維持を図っている。
BRS上下肢Ⅳ
左下肢に常時痺れあり
非麻痺側の手すりを利用した歩行練習を行っており、恐怖心から左下肢への荷重がなく、非麻痺側下肢の振り出しが小刻みになっている。
左下肢の振り出しも正常に比べると不十分で歩幅が狭い。
2、3mの移動に5〜10分かかる。
治療前
非麻痺側下肢の振り出しに時間を要し、両側が揃うまで、非麻痺側下肢の振り出しを4、5回行う。
治療 時間15分
麻痺側大腿直筋、麻痺側内側広筋、麻痺側前脛骨筋、麻痺側長腓骨筋、麻痺側腓腹筋をリリーブ
(リリーブとは当協会独自のリリース方法です。)
治療後
麻痺側下肢に荷重が乗り、両側が揃うまで、非麻痺側下肢の振り出しが3回になった。
筋膜には、神経が通っており、固まると潰れます。それは、長時間正座した後のような状態になります。
痺れが強い下肢は、感覚がなくなり、膝折れするのではないかという恐怖心が生じたこと、皆さんも経験ないですか?
リリーブすることで、神経圧迫が緩和し、麻痺側下肢への荷重が多少行えるようになった結果、振り出しの回数が減ったのだと考えられます。
今後も、動作、痺れや痛みを改善させてADL向上を目指します。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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