Flexible Perfect Body協会です。
今週も症例報告を行います。
今回は、R4.10/15に報告した方です。
50代男性
脳梗塞
右片麻痺
BRS上肢Ⅳ 手指Ⅳ 下肢Ⅴ
4点杖と下腿装具をつけて40mほど、歩行可能。
歩行時のアライメント
右肩甲帯前方突出 右肩甲骨内旋 右肘伸展位
右上肢のアライメントにより、体幹もやや前傾姿勢となっている。
麻雀が好きで、右手で麻雀できるようになりたい希望がある。
治療前
右肩関節は、亜脱臼になっている。
治療 時間は15分
右脊柱起立筋群、右菱形筋右腕橈骨筋、右僧帽筋上部線維、右僧帽筋中部線維、右三角筋、右大腿直筋、右内側広筋、右外側広筋、右前脛骨筋をリリーブ
リリーブとは当協会独自のリリース方法です。
治療後
右肩に緊張が入ってきた。
身体は、筋膜の緊張で骨格を左右するテンセグリティ構造となっています。
そのため、菱形筋や脊柱起立筋群の筋緊張が亢進し、肩甲骨は、下方回旋、下角が浮き上がる方向に引っ張られます。
肩甲骨が、そう動くと、上腕骨は、脱臼しやすい前方に位置することになります。
麻痺の影響で、ローテーターカフの筋出力が低下しているため、肩関節亜脱臼のような状態になっているのだと思います。
今回は、肩甲骨の下方回旋、下角の位置から通常の状態の位置に近づいたため、肩関節の前方移動がなくなったため、右肩周囲に緊張が入ったように感じたのだと思います。
今後も、麻痺を改善してADLの向上を図ってまいります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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