R4.12/3の症例報告

こんにちは!


Flexible Perfect Body協会です。

今週も症例報告を行います。

今回は、R4.10/15に報告した方です。


50代男性


脳梗塞


右片麻痺

BRS上肢Ⅳ 手指Ⅳ 下肢

4点杖と下腿装具をつけて40mほど、歩行可能。


歩行時のアライメント

右肩甲帯前方突出 右肩甲骨内旋 右肘伸展位

右上肢のアライメントにより、体幹もやや前傾姿勢となっている。


麻雀が好きで、右手で麻雀できるようになりたい希望がある。


治療前

右肩関節は、亜脱臼になっている。


治療 時間は15分


右脊柱起立筋群、右菱形筋右腕橈骨筋、右僧帽筋上部線維、右僧帽筋中部線維、右三角筋、右大腿直筋、右内側広筋、右外側広筋、右前脛骨筋をリリーブ


リリーブとは当協会独自のリリース方法です。


治療後


右肩に緊張が入ってきた。



身体は、筋膜の緊張で骨格を左右するテンセグリティ構造となっています。


そのため、菱形筋や脊柱起立筋群の筋緊張が亢進し、肩甲骨は、下方回旋、下角が浮き上がる方向に引っ張られます。


肩甲骨が、そう動くと、上腕骨は、脱臼しやすい前方に位置することになります。



麻痺の影響で、ローテーターカフの筋出力が低下しているため、肩関節亜脱臼のような状態になっているのだと思います。


今回は、肩甲骨の下方回旋、下角の位置から通常の状態の位置に近づいたため、肩関節の前方移動がなくなったため、右肩周囲に緊張が入ったように感じたのだと思います。




今後も、麻痺を改善してADLの向上を図ってまいります。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!




代表安藤一樹のブログでは、当協会の考え方をより詳しく発信しています。    

     




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