Flexible Perfect Body協会です。
今週の症例報告になります。
よろしくお願いします!
前回は、R4.3/25に報告した方です。
60代女性
右被殻出血
左片麻痺
車椅子生活
外出先から帰ってきた際に、屋内用の車椅子に移乗する時の動作維持を図っている。
BRS上下肢Ⅳ
左下肢に常時痺れあり
非麻痺側の手すりを利用した歩行練習を行っており、恐怖心から麻痺側下肢への荷重がなく、非麻痺側下肢の振り出しが小刻みになっている。
麻痺側下肢の振り出しも、正常に比べると不十分で歩幅が狭い。
2、3mの移動に5〜10分かかる。
治療前
最近の手すりを使った歩行練習では、約1mほどしか歩行できていなかった。
治療 時間15分
麻痺側大腿直筋、麻痺側内側広筋、麻痺側前脛骨筋、麻痺側長腓骨筋、麻痺側腓腹筋、麻痺側足底筋膜をリリーブ
(リリーブとは当協会独自のリリース方法です。)
治療後
手すりの歩行練習での距離が約3mに伸びた。
筋膜は、張力を持っており、癒着や線維化が起きると、張力が亢進してしまい、筋の伝達を阻害してしまいます。
筋緊張が亢進した状態で、歩行をしても、上手く伝達できずに余計な力を使ってしまいます。
その分体力が消費され、疲れてしまい、歩行距離が伸びませんでした。
麻痺側下肢の筋膜の緊張を抜いたことで、筋の伝達
効率が上がり、左下肢の振り出しの円滑性や支持性が向上したことで、疲れることなく歩行ができたと考えられます。
今後も、動作、痺れや痛みを改善させてADL向上を目指します。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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