Flexible Perfect Body協会です。
今週の症例報告になります。
よろしくお願いします!
前回は、R5.5/13に報告した方です。
60代女性
右被殻出血
左片麻痺
車椅子生活
外出先から帰ってきた際に、屋内用の車椅子に移乗する時の動作維持を図っている。
BRS上下肢Ⅳ
左下肢に常時痺れあり
非麻痺側の手すりを利用した歩行練習を行っており、恐怖心から麻痺側下肢への荷重がなく、非麻痺側下肢の振り出しが小刻みになっている。
麻痺側下肢の振り出しも、正常に比べると不十分で歩幅が狭い。
2、3mの移動に5〜10分かかる。
治療前
右下肢荷重優位のため、右下肢の振り出しまで時間がかかる。
治療 時間15分
麻痺側大腿直筋、麻痺側内側広筋、麻痺側前脛骨筋、麻痺側長腓骨筋、麻痺側腓腹筋、麻痺側足底筋膜をリリーブ
(リリーブとは当協会独自のリリース方法です。)
治療後
麻痺側への荷重が増えて、右下肢の振り出せる速度が速くなった。
筋膜には、ルフィニ小体、筋紡錘やゴルジ腱様器官があります。これらは、深部感覚受容器です。
筋膜が硬くなった箇所では、受容器は正しく機能することができず、どこに重心や荷重しているかが分からなくなってしまいます。
リリーブで、筋膜の硬さを正常に戻せたため、麻痺側への荷重感覚が修正され、右下肢の振り出しまでの速度が向上したと考えられます。
今後も、痺れや痛みを改善させてADL向上を目指します。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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