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R5.8/19の症例報告

こんにちは!


Flexible Perfect Body協会です。



今週の症例報告になります。



よろしくお願いします!

前回は、R5.7/22に報告した方です。

60代女性

右被殻出血

左片麻痺


車椅子生活

外出先から帰ってきた際に、屋内用の車椅子に移乗する時の動作維持を図っている。


BRS上下肢

左下肢に常時痺れあり


非麻痺側の手すりを利用した歩行練習を行っており、恐怖心から麻痺側下肢への荷重がなく、非麻痺側下肢の振り出しが小刻みになっている。

麻痺側下肢の振り出しも、正常に比べると不十分で歩幅が狭い。

23mの移動に510分かかる。



治療前

4点杖で、手すりの継ぎ手2つ分の距離を移動することができている。


治療 時間15分


麻痺側大腿直筋、麻痺側内側広筋、麻痺側前脛骨筋、麻痺側長腓骨筋、麻痺側腓腹筋、麻痺側足底筋膜をリリーブ


(リリーブとは当協会独自のリリース方法です。)



治療後

4点杖歩行で、手すりの継ぎ手三つ分から継ぎ手4つ分、つまり約3m歩行ができるようになった。




筋膜には、パチニ小体、ルフィニ小体、筋紡錘やゴルジ腱様器官があります。これらは、体性感覚受容器です。




筋膜が硬くなった箇所では、体性感覚受容器は正しく機能することができず、どこに重心があるかや荷重しているか、外部環境の情報が分からなくなってしまいます。




リリーブで、筋膜の硬さを正常に戻せたため、深部感覚受容器として、関節の位置や重心の位置、外部環境と言った情報が求心性ニューロンから脳に伝わるようになったと考えています。



実際に、以前よりも、麻痺側下肢に荷重が増え、右下肢の振り出しがスムーズになっていることが見られています。



今後も、痺れや痛みを改善させてADL向上を目指します。



最後まで読んでいただきありがとうございました!



代表安藤一樹のブログでは、当協会の考え方をより詳しく発信しています。    

     



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