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R6.3/9の症例報告

こんにちは!



Flexible Perfect Body協会 
です。


今週の症例報告を行います。今週は、R6.2/9に報告した方です。

よろしくお願いします。


60代女性

右先天性股関節脱臼 左変形性股関節症



右先天性股関節脱臼の影響で脚長差が5cmほどある。

しかし、インソールなしで歩行している。

半年前あたりからインソールを使用


ADLは自立



現在の機能を維持できるように通所利用


歩行

右立脚初期に右膝屈曲位となる。

右立脚終期の股関節伸展、足関節底屈があまりみられない。

右下肢の振り出しも左に比べると見られない。

左立脚終期は、膝関節屈曲し、あまり蹴り上げが見られない。


治療前

6ヶ月前 右片脚立位保持時間は、19秒だった

治療 30分程度


両大腿直筋、両外側広筋、両内側広筋、両前脛骨筋、両腓腹筋、両大臀筋、両広背筋、両脊柱起立筋群をリリーブ 



リリーブとは当協会独自のリリース方法です。


治療後

右片脚立位保持時間が69秒になった。


今回の症例も、リリーブによって、片脚立位保持時間が延長しました。


筋筋膜の癒着があると、身体を固定してしまいます。


固定するより、ある程度ゆとりがあった方が身体の耐久性が向上します。



法隆寺の五重塔は、釘を使用しておらず、中央の心柱は、固定されていません。



その結果、1600年もの長い間、地震で倒壊したことがありません。



筋筋膜の癒着をとることで、無駄な緊張による固定から解放され、適正な張力になったため、片脚支持時間が伸びたのだと考えています。








このように、筋膜の正常化は、動作改善を図ることができる治療になります。



今後も、身体機能の向上を図り、ADLの維持向上に努めたいと思います。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!




代表安藤一樹のブログでは、当協会の考え方をより詳しく発信しています。    

     



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